「美の追求」"Turn of the century" ナチュラルパール・ローズカットダイヤ・オールドマインカットダイヤネックレスSOLD

かなり久々のアップになってしまい、ごめんなさい(＞人＜;)

新しいプロジェクトなど諸々の作業で

なかなかブログ＆出品ができずにおりました

さて、久々の出品に相応しいネックレスを

今日はご紹介します♪

よくあることですが

置いてあるだけだと、着用された雰囲気がわからず

あまり興味を抱かれないジュエリーってありますよね！

着用された瞬間にまるで蘇ったかのように

その魅力が溢れ出し、見るひとを魅了し

着ける者の美しさを引き出す

そういうジュエリーって特に魅力を感じるんですよね〜♡

なんだか「隠れ家」的な超美味しいレストランみたいな（笑）

それでは、ご説明です

（因みにご説明に対して、写真が不足しておりますので
後日、写真を追加致します）

◆２０世紀初頭◆

時代の変わり目
「Turn of the century」
に作られた天然真珠が使用され
たくさんのダイヤがあしらわれた
優れた作りのお洒落なネックレス♡

この時代の典型的なモチーフ
「リーフ」「小花」
「リボン」
自然を模したモチーフと
ロマンチックなリボンは
まさに女性心をくすぐります

リボンの形状も可愛くなり過ぎる事のなく
すっきり収まっているので
主張しすぎないところが
気に入りました

（自然光での撮影）

大量の小粒のローズカットダイヤが
所狭しにセッティングされているので
キラキラと反射するので
気品ある輝きがあります

そのリボンを飾るように添えられた
リーフの繊細な作りと立体感も
このネックレスの魅力の一つ！
リーフとリボンのバランスが
ちょうど良い品のある比率★
この比率が崩れると・・・
顔もとには持ってこれないですよね〜。。
この位、キュッとしていて欲しい♡

大々的にホワイトゴールドがジュエリーに
使用され始めたのは
一般的に1920年と言われていますが
こちらはそれよりも早い時期に使用されていた
珍しいホワイトゴールドのジュエリーです

1.5cmのコマが繋ぎ合わさっているのですが
さすがアンティークの作りです！
このような作りだと接続箇所で下手に突っかかったり
ネックに乗せた時に
変な形状で固まってしまう事がありますが
こちらは、とても優れた職人の方のだったのでしょう
とてもスムーズに作られていて
つけ心地も完璧です

直径5.5mmの天然真珠も
真円ではないのですが
それがこの自然を模したデザインに
非常にマッチしています
そして、もちろん天然真珠の独特の色合いによって
愛らしく暖かみのある
雰囲気が感じられます

リボンから垂れ下がるように
逆さになったブーケのようなパーツには
ローズカットダイヤと
異なる輝きを放つオールドマインカットダイヤが
使用されているので
生き生きとした動きのある印象を受けます

すべてオープンセッティングなので
ダイヤの透明度が高まり
軽やかな雰囲気で
着けやすく重宝するネックレスです♡

ぶら下がる部分が取り外しが可能なので
ファッションによって
スタイルをチェンジする事ができる
優れたネックレス♪
トップスのネックラインに合わせて
２通りのスタイルを楽しめます

ぶら下がりのブーケの部分は
五本の線で表現されていますが
ナイフ・ワイヤーと呼ばれる技法が
使用されていて
この作りは、ターンオブセンチュリーの
アンティークジュエリーによく見られます
裏側を太くして正面は
ナイフエッジのように
細い峰上にする事で見た目の繊細さ
物理的な軽量化が実現されています

なるべく繊細に見せつつも
強度を保とうとした結果
このような技法が生まれたのでしょう
妥協しない「最高の美」を追い求めた
このネックレスに感銘すら受けます

表がホワイトゴールドで
裏側はイエローゴールドの作りになっています

クラスプ近くのコマは
後にネックサイズを大きくするために
オリジナルのパーツと同じものを作り
コマを増やしてサイズを大きくしたようです
あまりにも大きかったので
一コマだけ外しましたが
クラスプのボックス部分も後から
作られたようです
差し込み部分は、オリジナルの状態ですので
わざわざ、後々クラスプのボックスを
作ったのですから
このネックレスがどれほどまでに
大事に使用されてきたかが
見受けられます