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ヴィクトリアン中期のブローチとピアスのセット。
百年以上も経って両方が完全な状態で残っているのも珍しい。なぜなら別々に売ってしまわれる事も多く、イヤリングなら片方だけ無くしてしまうってことは多々起こりうるからです。そして、この頃フランスがアルジェリアに進攻したことにより、今までにヨーロッパのデザインに無かった北アフリカのテイストが入ってるのだが、このジュエリーのセットにもその北アフリカのテイストが見受けられます。

 

驚く事に目を見張る様な繊細で非常に細かい彫刻がバランス良く彫られています。まさに、芸術そのものです！ジュエリーをとても愛していた優秀な職人でしか成せない技です。現在では、このように素晴らしい彫刻がデザインされているジュエリーを目にする事は、残念ながらありません。

この頃は、肩についてしまいそうな長めのイヤリングが流行していたようです。エスニックファッションは、流行にとらわれる事なく世界中で愛されているスタイルですが、このジュエリーのセットはそういった方達にも、とてもお勧めです。人の動きに合わせて、ジュエリーが揺れるようになっているので、女性らしさも演出できます。このように大きいデザインのジュエリーに問題が良く生じるのが、重過ぎてピアスホールやブローチをつけた衣服がダメージを起こしやすいし、重さで長時間の使用が困難になってしまうのですが、こちらはそういった問題が起こりません。また、ブローチはジャケットの襟やポケットの部分、または（スタイルによりますが）中央の胸元に着用は勿論、革ひもを通し、ネックレスの様に使用したり、バックに着けたりと多様に楽しめます。共に１４k。 イヤリング　長さ　約６cm　幅（最も広い位置で）　約１．８cm　ブローチ　長さ　約８．５cm　幅（最も広い位置で）　約４．５cm

こんなスタイルに合わせて、どうでしょう。Designed by Jenny Ji