とびっきり大粒の奇跡に近い美しさを湛えた

ローズカットダイヤモンドをエレガントな

アラベスク模様の透かし彫りのマウントに

セットした息を飲む迫力のソリテールリング。

ブリリアントカットに換算すると約5.8ctの場面の

広さを持つ大粒のローズカットダイヤモンド。

光にかざすとこぼれそうなほどの白い輝きと

虹色の照りが山の湧き水のように勢いよく溢れ出します。

この大きさでこれほどまでに内包物が見られず、

色味も全く感じさせないハイクオリティーの石は

間違いなくローズカットダイヤモンドの

最高峰と言えるでしょう。

ダイヤモンドの生産量が現代に比べて格段に少なかった

19世紀当時、この石がどれほど天文学的な希少性を有していたのか…

想像するだけで身震いがするほどです。

このスタイルのソリテールリングは19世紀後期に

主に東ヨーロッパで製作され、

多くはありませんが時折市場で見かけます。

ですが、これほど繊細で芸術的な完成度の高いマウント(台座)は初めて。

一切の淀みを感じさせない伸びやかな唐草の線や、

ローズカットを頂点に優美なアーチを描く全体のフォルムの構成。

端々のディテールにまで職人の手わざが息づいています。

パーフェクトな石とパーフェクトなマウントの奇跡のマリアージュ。

大粒ローズカットダイヤモンドリングの1つの頂点をなす、

類まれなコレクターズピースです。

◆19世紀後期 / 東欧 or 北欧

◆ダイヤモンド 縦 約11mm, 横 約12mm,  高さ 約2mm

(モダンブリリアントカットに換算すると約5.8ctの場面)

◆ハイキャラットゴールド

◆サイズ 19号(サイズ直し可)

◆重量 4.8g

◆シルバーフォイルのコンディション:非常に良好

《ダイヤモンドの品質》

肉眼はもちろんですが10倍ルーペでも

カーボンや気になる内包物はなく極めてアイクリーンのお石。

あえてお伝えするならば中央のファセット部分に

0.3mmに満たない極小の点のような欠けが

10倍ルーペによる観察でようやく見つかる程度で

このサイズのアンティークダイヤモンドとして

極めて特筆すべきクラリティーと言えます。

黄色味は全く感じません。

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