19世紀初め、イギリスの摂政時代(C.1811 - C.1820)

に製作された貴重なギメルリング。

ギメルとはラテン語で双子を意味する”gemellus”に由来します。

婚約期に新郎と新婦がそれぞれ付けていたリングを

夫婦の証として結婚を機に1つにまとめたのがこの ”ギメルリング”

握り合う2つの手を表したフェーデ(手)モチーフは『忠誠・信頼』のシンボル。

結婚式で新郎と新婦が手を取り合い、

誓いの言葉を交わすシーンを表しています。

こうした手のモチーフのフェーデリングは古代ローマ時代から

婚約(結婚)指輪として用いられてきました。

このリングの見どころは膨らんだカフの

部分までしっかりと描写された美しい手の造形と

側面全面に施された優美な花のレリーフ。

”握手”とともに3本のフープが寸分の誤差もなく

パチリと嵌る瞬間はどんなきらびやかな宝石にも

勝る感動を覚えます。

指にはめると200年前の物語の鼓動が当時の熱を

そのままに伝わってくるような珠玉のコレクターズピースです。

◆Regency(C.1811 - C.1820) / イギリス

◆ハイキャラットゴールド

◆サイズ 20号

(リング内部にアジャスターを入れて小さくすることができます)

◆重量 5.7g

◆刻印なし

◆コンディション良好

ブログではより多くの写真と映像を加えたさらに詳細な説明をご覧いただけます。

ブログはこちらから